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オルビスのクリアフルは、有効成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合した医薬部外品のニキビケアシリーズです。位置づけは「くり返すニキビ・肌荒れを防ぐ」予防ケアであり、いま炎症を起こしているニキビを治療するものではありません。
この記事では、シリーズの成分と特徴、口コミの傾向、「ニキビが増えた」と感じる理由、さっぱり(L)としっとり(M)の選び方までを、2026年8月時点のオルビス公式情報にもとづいて解説します。
- 公開日: 2026年8月27日
- 最終更新日: 2026年8月27日
結論:クリアフルは「くり返すニキビを防ぐ」予防ケア

先に全体像です。クリアフルは1990年誕生の「オルビス クリア」を前身とするロングセラーで、2022年3月に現行の「クリアフル」へリニューアルされました。
| 項目 | 内容(2026年8月時点) |
|---|---|
| 分類 | 医薬部外品(薬用化粧品) |
| 有効成分 | グリチルリチン酸ジカリウム(基本3品共通) |
| 効能の位置づけ | ニキビ・肌荒れを「防ぐ」(治療ではない) |
| 基本3品 | ウォッシュ1,430円/ローション1,650円/モイスチャー1,870円(各税込) |
| タイプ | ローション・モイスチャーは さっぱり(L)/しっとり(M) の2タイプ |
| 販売元 | オルビス株式会社(ポーラ・オルビスグループ) |
大事なのは「防ぐ」と「治す」の区別です。赤く腫れたニキビや膿をもったニキビが多発している状態は、化粧品でケアする段階ではなく皮膚科で治療する段階です。クリアフルが役立つのは、「治ってもまた同じ場所にできる」「生理前にくり返す」といった、軽度のニキビを予防したい場面です。この線引きは記事の後半でも繰り返し出てきます。
クリアフルシリーズの特徴と有効成分

クリアフルの基本設計は「ニキビ・肌荒れ防止の有効成分+うるおいケア」です。
有効成分と主な配合成分
- グリチルリチン酸ジカリウム(有効成分): 甘草由来。ニキビ・肌荒れを防ぐ目的で医薬部外品に広く使われる成分です
- ナノVCショットカプセル: ビタミンC誘導体をはじめとした5種の整肌成分
- 5種の和漢植物由来成分: 紫根エキス・ハトムギエキス・ヨモギエキス・アロエエキスなど
- 保水型コラーゲン: うるおいを保つ保湿成分
処方の特徴
基本3品(ウォッシュ・ローション・モイスチャー)は、無油分・無香料・無着色・アルコールフリーで、ノンコメドジェニックテスト・敏感肌対象パッチテスト・アレルギーテスト済みです(※すべての人にニキビ・刺激・アレルギーが起きないわけではありません)。
油分を含まない「無油分」処方は、皮脂が多い肌質やニキビが気になる肌との相性を考えた設計です。ローション・モイスチャーは弱酸性です。
2022年リニューアルでの変更点
旧「クリアシリーズ」からの主な変更は、ナノVCショットカプセルの新配合、和漢植物成分の3種→5種への拡充、保水型コラーゲンの採用、全品のアルコールフリー化、ウォッシュの角栓オフ処方、ローションのポンプ容器化です。旧クリアの口コミを参考にする場合は、処方が変わっている点に注意してください。
クリアフルの口コミ・評判の傾向

コスメ口コミサイト(LIPS・アットコスメ)でのクリアフルの評価を調べると、傾向は次のとおりです(2026年8月時点)。参考として、LIPSのローションM(しっとり)は評価★4前後・レビュー400件超と、件数・評価とも安定しています。
高評価に多い声
- くり返すニキビの予防目的で使い続けやすい
- しっとりタイプでもベタつかない使用感
- ローション1,650円で約2か月使えたというコスパへの満足(使用量により個人差があります)
- ポンプ式で使いやすい、無香料で匂いが気にならない
低評価に多い声
- 敏感肌の一部でピリピリとした刺激を感じた
- 炎症が強いニキビには物足りない
- さっぱり(L)タイプは冬場や乾燥肌には保湿が足りないと感じた
低評価の内容は、実は「クリアフルの守備範囲」を正しく示しています。炎症の強いニキビは医薬部外品の領域ではありませんし、乾燥肌がさっぱりタイプを選ぶとミスマッチが起きます。次の2つの章で、この2点を掘り下げます。
※当サイトでは、個人の感想の引用ではなく口コミ全体の傾向を紹介しています。化粧品の効果の感じ方には個人差があります。
「ニキビが増えた・効かない」と感じる3つの理由

「クリアフル ニキビ増えた」という検索が一定数あります。ニキビケアの現場で3万人以上の肌に向き合ってきた立場から、この現象は主に3つに分解できます。
理由1: スキンケアを替えた直後の一時的な刺激・乾燥
化粧品を切り替えた直後は、肌が新しい処方に慣れず、乾燥や刺激で肌荒れが出ることがあります。これはクリアフルに限らず起こります。「好転反応だから続ければ良くなる」という説明には根拠がありません。刺激やかゆみ・赤みが続く場合は使用を中止し、肌が敏感に傾いていないかを見直してください。
理由2: すでに進行していたニキビが表面化した
ニキビの元(コメド)は、目に見える状態になる前から毛穴の中で進行しています。使い始めの時期に出てきたニキビは、使う前から育っていたものが表面化しただけというケースが少なくありません。切り替えの前後1〜2週間のニキビだけで、合う・合わないを判断するのは早計です。
理由3: そもそも化粧品でケアする段階を超えている
赤み・腫れ・膿を伴うニキビが顔全体に多発している場合、必要なのは「防ぐケア」ではなく治療です。この状態でクリアフルに切り替えても「効かない」と感じるのは当然で、先に皮膚科の受診を検討すべき段階です。医薬部外品は、治療後の再発予防や、軽度のうちの予防で力を発揮します。
さっぱり(L)としっとり(M)はどっちを選ぶ?

ローションとモイスチャーには、さっぱりタイプ(L)としっとりタイプ(M)があります。配合されている有効成分は同じで、違いは使用感(うるおいの重さ)です。
| 肌の状態 | おすすめのタイプ |
|---|---|
| 顔全体がベタつく・皮脂が多い(思春期に多い) | さっぱり(L) |
| Tゾーンはテカるのに頬は乾く(混合肌・大人に多い) | しっとり(M) |
| 乾燥しやすい・秋冬の使用がメイン | しっとり(M) |
| 迷って決められない | トライアルセットでどちらかを試す(後述) |
口コミ件数を見ると、しっとり(M)の方がレビュー数が数倍多く、実際の利用はM優勢です。「さっぱり=ニキビ肌向け」と思われがちですが、大人のニキビは乾燥や皮脂バランスの乱れが背景にあることが多く、保湿を削るとかえって悪循環になるため、迷ったらMから試すのが無難です。
全ラインナップと価格一覧(2026年8月時点)

クリアフルシリーズの現行ラインナップと税込価格です。
| 商品名 | 分類 | 容量 | 税込価格 |
|---|---|---|---|
| クリアフル ウォッシュ(洗顔料) | 医薬部外品 | 120g | 1,430円 |
| クリアフル ローション(化粧水)L/M | 医薬部外品 | 180mL | 1,650円(つめかえ1,430円) |
| クリアフル モイスチャー(保湿液)L/M | 医薬部外品 | 50g | 1,870円(つめかえ1,650円) |
| クリアフル ディープ クレンジング リキッド | 医薬部外品 | 150mL | 1,650円(つめかえ1,430円) |
| クリアフル スムース エッセンス(先行型美容液) | 医薬部外品 | 25mL | 2,750円(つめかえ2,420円) |
| クリアフル アクネ スポッツ(部分用美容液) | 医薬部外品 | 20g | 1,320円 |
| クリアフル アクネ ブライト エッセンス | 医薬部外品 | 30g | 2,750円 |
| クリアフル デイケアベース(薬用メイク下地・SPF28/PA+++) | 医薬部外品 | 30g | 1,320円 |
| クリアフル エッセンス カバー ファンデーション(SPF20/PA++) | 化粧品 | 11g | 1,980円(リフィル・パフ付) |
全部そろえる必要はある?
結論、最初から全品そろえる必要はありません。優先順位は次の考え方が現実的です。
- 基本3品(ウォッシュ・ローション・モイスチャー): シリーズの土台。洗う→うるおす→守るの3ステップ
- アクネ スポッツ: できはじめの部分ケアを足したい人向け(有効成分にイオウを配合)
- デイケアベースやファンデーション: メイクまわりもニキビ配慮でそろえたい人向け
「化粧水だけクリアフルにする」使い方も可能ですが、洗顔料や保湿が油分の多いものだと設計の意図が薄れます。まず基本3品を試し、肌に合うと確認できてから広げるのが失敗の少ない順序です。
迷ったらトライアルセットから始めるのが合理的

クリアフルには約2週間分のトライアルセット(税込1,320円)があります(2026年8月時点)。
- 内容: ウォッシュ20g+ローション40mL+モイスチャー14g
- さっぱり(L)/しっとり(M)から選択
- 初回購入特典で送料無料
- 開封後でも発送日から30日以内なら返品可能(返送料もオルビス負担)
現品を3点そろえると約5,000円ですが、トライアルなら1,320円で2週間試せます。前述のとおり「切り替え直後の1〜2週間」は肌の様子見期間として重要なので、いきなり現品ではなくトライアルで刺激の有無と使用感を確認してから現品に進む流れが、費用面でもリスク面でも合理的です。
クリアフルが向いている人・向いていない人

向いている人
- 治ってもまた同じ場所にニキビがくり返しできる人(予防ケアの主戦場)
- 皮脂・ベタつきが気になり、油分を含まないスキンケアを探している人
- 思春期の子どもと共用できる、手に取りやすい価格帯を探している人
- 敏感肌への配慮がある処方(各種テスト済み※)を求める人
※すべての人に刺激やアレルギーが起きないわけではありません。
向いていない人
- 赤く腫れたニキビ・膿をもったニキビが多発している人 → 化粧品ではなく皮膚科での治療が先です
- ニキビ跡(色素沈着・凹み)を薄くしたい人 → 「防ぐ」効能の範囲外です
- 数日で結果を求める人 → 予防ケアは肌のリズムに合わせて続けて評価するものです
オルビス クリアフルに関するよくある質問

Q1. クリアフルはニキビを治せますか?
いいえ。医薬部外品としての効能は「ニキビ・肌荒れを防ぐ」であり、治療効果をうたうものではありません。炎症のあるニキビは皮膚科での治療を検討してください。
Q2. さっぱりとしっとり、どちらが人気ですか?
口コミ件数ではしっとり(M)が優勢です。有効成分は同じで違いは使用感なので、皮脂が多いならL、混合肌・乾燥傾向ならMが目安です。
Q3. ローションはどれくらいもちますか?
容量は180mLです。使用量によりますが、口コミでは約2か月使えたという声が多く見られます(個人差があります)。
Q4. 男性や中学生でも使えますか?
公式に年齢・性別を限定する記載はありません。思春期のニキビ予防にも、大人のくり返すニキビにも使われています。未成年の場合は保護者と相談のうえで使用してください。
Q5. どこで買えますか?
オルビス公式オンラインショップ、全国の直営店舗(93店舗・2025年12月末現在)、楽天市場の公式店で購入できます。トライアルセットは公式オンラインショップでの購入が確実です。
Q6. 旧クリアシリーズと何が違いますか?
2022年3月のリニューアルで、ナノVCショットカプセルの配合、和漢植物成分の5種への拡充、全品アルコールフリー化などが行われました。旧品とは処方が異なります。
まとめ:軽度の「くり返しニキビ予防」なら有力、炎症ニキビは皮膚科が先

オルビス クリアフルは、グリチルリチン酸ジカリウム配合・無油分処方の医薬部外品として、くり返す軽度ニキビの予防ケアに設計が一貫したシリーズです。
行動の目安は次のとおりです。
- 軽度のくり返しニキビを防ぎたい → トライアルセット(1,320円・約2週間分)で刺激の有無と使用感を確認してから現品へ
- さっぱり(L)としっとり(M)で迷う → 皮脂が多いならL、混合肌・乾燥傾向ならM
- 赤み・腫れ・膿のあるニキビが多発 → クリアフルの前に皮膚科の受診を
「防ぐケア」と「治す治療」を切り分けて使えば、クリアフルは価格・処方ともに続けやすい選択肢です。
免責事項
本記事は2026年8月時点のオルビス公式サイト等の公開情報にもとづく一般的な情報提供であり、効果を保証するものではありません。医薬部外品の効能は「ニキビ・肌荒れを防ぐ」等の承認された範囲に限られます。肌に異常が生じた場合は使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください。価格・キャンペーン・仕様は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。本記事は医師の監修を受けたものではありません。

