スキンケアニキビの治し方

ニキビ、ニキビ跡を悪化させる紫外線

紫外線のお話です。
紫外線がお肌に良くないのはご存じだと思いますが・・・
ニキビやニキビ跡を悪化させる事も知っていますか?

紫外線とにきびの関係

①UVBにより活性酸素が発生
活性酸素は皮膚に存在する皮脂を酸化させる作用があります。
酸化された皮脂は体のサビと同じで、べったりしているので毛穴に詰まりやすくなり、ニキビの原因となってしまうのです。

②バリア機能を攻撃することにより角質が厚くなる
紫外線はバリア機能を攻撃する作用もあり、皮膚内の水分を奪ったり雑菌を侵入させやすくします。
皮膚の細胞が不健康になり、潤いを保つことができなくなったり、ターンオーバーの乱れにつながったりして肌トラブルへとつながってしまいます。

③スクワレン過酸化物質が発生
皮膚に存在するスクワレンという成分は非常に酸化しやすいため、紫外線により酸化され、その周りの皮脂も連鎖的に酸化されることでニキビの原因となります。

④色素沈着が悪化
ニキビなどの炎症を起こしている部位が紫外線にさらされると、メラニンの合成が促進されるため、色素沈着してニキビ跡が残りやすくなりますし、ニキビも治りにくくなります。

⑤アクネ菌が増殖し、ポルフィリンという毒素を発生
紫外線はアクネ菌を増殖させる作用もあるため、ニキビの炎症が起こりやすくなるのに加えて、アクネ菌がポルフィリンといういう毒素を排出します。
このポルフィリンは、アクネ菌の代謝過程で産生されるもので、紫外線を吸収すると一重項酸素という活性酸素を発生させるため、ニキビ、ニキビ跡の原因となります。

つまり・・・
ニキビケアには紫外線対策が欠かせないという事です!

曇り空だから、真夏じゃないから、UVケアしない、と言うのは時代遅れです!
紫外線はシミだけでなく、シワ、たるみの原因にもなる老化光線です。

毎日欠かさずUVケアすること、そして日焼け止めを使用したら必ずクレンジングをすること。
(洗顔フォームだけではお肌に残ってしまいます)

基本のケアを大切にして、美しい肌を守りましょう!

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