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「アクネス」と検索すると、ニキビ治療薬・洗顔・化粧水・大人向けの「アクネス25」が一度に出てきて、どれが薬でどれがスキンケアなのか分かりにくくなっています。名前が似た別会社の「アクネスラボ」もあります。
この記事は、ロート製薬「メンソレータム アクネス」シリーズの現行8製品(2026年9月時点の公式サイト掲載品)を、医薬品と医薬部外品に分けて全部並べるハブ記事です。
根拠はロート製薬の製品ページ・添付文書・公式Q&A・製造終了品一覧(保存版を含む)などの一次情報で、「効く」と言えるのはどの製品までか、「アクネス」と「アクネス25」は何が違うのか、生産終了した日焼け止めはどうなったのかを整理します。各製品の詳しい解説は、記事内のリンク先に分けています。
- 公開日: 2026年9月6日
- 最終更新日: 2026年9月26日
結論:アクネス現行8製品 早見表

| 製品 | 区分 | 公式説明の要旨 | 対象 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| メンソレータム アクネス ニキビ治療薬 | 第2類医薬品 | 効能・効果「ニキビ」 | 思春期ニキビ。乳幼児は使用しない | 18g 1,210円 |
| アクネス25 メディカルクリームEXa | 第2類医薬品 | 効能・効果「ニキビ、吹き出物」 | 大人ニキビ | 16g 1,320円 |
| アクネス25 メディカルミストb | 第2類医薬品 | 効能・効果「ニキビ」 | 背中・デコルテ(胸元)など | 100mL 1,320円 |
| 薬用ふわふわな泡洗顔 | 医薬部外品 | ニキビを防ぐ(効能欄はなし) | ニキビ予防 | 160mL 880円 |
| 薬用クリーム洗顔 | 医薬部外品 | 同上 | 同上 | 130g 660円 |
| 薬用毛穴すっきり粒つぶ洗顔 | 医薬部外品 | 同上 | 同上 | 130g 880円 |
| 薬用クリア化粧水 | 医薬部外品 | 同上 | 同上 | 180mL 858円 |
| 薬用パウダー化粧水 | 医薬部外品 | 同上 | 同上 | 180mL 858円 |
「効く」と言えるのは医薬品の3つだけ。洗顔・化粧水の5つは「防ぐ」までです。 価格は各製品ページの希望小売価格(税込)です。2026年9月時点の公式サイト(jp.rohto.com/acnes/ と /acnes25/)の掲載品に、日焼け止め・乳液・ジェルはありません。
「アクネス」と「アクネス25」は別の製品群

まず、名前が似ている2つのブランドの違いを公式の説明で押さえます。アクネスの公式ブランドページ(jp.rohto.com/acnes/)は「思春期ニキビに」、アクネス25の公式ブランドページ(jp.rohto.com/acnes25/)は「大人ニキビ治療薬」を掲げています。アクネス25のページは、2つのニキビの違いを次のように説明しています(2026年9月確認)。
過剰な皮脂による毛穴づまりが原因の思春期ニキビと異なり、大人ニキビは乾燥によるターンオーバーの乱れや、生理前のホルモンバランスも原因となるので、対処も異なってきます。
同じページの「思春期のニキビ」と「大人ニキビ」の比較は、要点をまとめると次のとおりです。
| 思春期ニキビ | 大人ニキビ | |
|---|---|---|
| 年齢 | 20歳前後まで | 20歳以降が中心 |
| 部位 | 顔全体、特におでこから鼻(Tゾーン) | 頬・口のまわり・顎(Uゾーン)、胸元、背中など |
| 季節 | 春〜夏に多い | 一年中 |
| 主な原因 | 過剰な皮脂 | 肌の乾燥、ストレス、生理周期、角化など |
そして、両ブランドの治療薬は成分がまったく違います。
| アクネス ニキビ治療薬 | アクネス25 メディカルクリームEXa | |
|---|---|---|
| 有効成分 | イオウ3%、レゾルシン2%、グリチルレチン酸0.3%、トコフェロール酢酸エステル0.5% | イブプロフェンピコノール3%、イソプロピルメチルフェノール1%、アラントイン0.2% |
| 設計 | 角質をやわらかくし皮脂を取る(イオウ)+殺菌 | 炎症を抑える(イブプロフェンピコノール)+殺菌 |
| 塗る範囲 | 「患部およびその周辺」 | 「吹き出物・ニキビのある部分のみ」 |
| 年齢の注意(添付文書) | 乳幼児には使用しない。小児は保護者の指導監督のもとで | 小児は保護者の指導監督のもとで |
共通する成分は1つもありません。成分が違うので、一方が合わなかったからといって、もう一方も同じ結果になるとは限りません。ロート製薬はアクネス25発売時のニュースリリース(2014年5月29日。現在は公式サイトになく、インターネットアーカイブの保存版で確認)で、「大人ニキビに対して思春期ニキビ用の治療薬を使うと、脱脂効果により更に肌の乾燥をまねく可能性があります」と説明しています。
なお、「25」の意味は、2026年9月時点のアクネス25公式ブランドページ(jp.rohto.com/acnes25/)にも、2014年のニュースリリース(保存版)にも説明が見当たりません。
医薬品3品:「治す」と言えるのはここまで

メンソレータム アクネス ニキビ治療薬(第2類医薬品)
効能は「ニキビ」。イオウが角質をやわらかくして皮脂を取り、レゾルシンがアクネ菌を殺菌する設計です。公式は「赤いニキビ、痛いニキビに しっかり効く」と表現しています。添付文書の目安は「5〜6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止」。添付文書は「乳幼児にはご使用にならないでください」としています。詳しくはアクネス ニキビ治療薬の記事で、添付文書の原文・使う順番・どこに売っているかを整理しています。
アクネス25 メディカルクリームEXa(第2類医薬品)
効能は「ニキビ、吹き出物」。抗炎症成分イブプロフェンピコノールは、日本皮膚科学会のガイドライン2023で炎症性皮疹(軽症から中等症)に推奨度C1(選択肢の一つとして推奨)とされている成分です。前身の「メディカルクリームc」(イブプロフェンピコノール・イソプロピルメチルフェノールの2成分)に、組織修復成分のアラントインを加えた処方です。同じ成分系統のペアアクネクリームWとの違いも含めて、アクネス25 メディカルクリームEXaの記事で整理しています。
アクネス25 メディカルミストb(第2類医薬品)
効能は「ニキビ」。サリチル酸0.5%・イソプロピルメチルフェノール0.3%・アラントイン0.2%のスプレーで、用法は「1日2回(朝・晩)、適量を患部に噴霧」。背中や胸元など手の届きにくい部位向けです。目安は「2週間位」で、クリームの5〜6日より長く設定されています。「硬結(硬いしこり)のある重症の人」は使用前に相談、と添付文書にあります。
医薬部外品5品:「防ぐ」まで

洗顔3種と化粧水2種は、すべて医薬部外品で、製品ページに効能・効果の欄はありません。洗顔3種の製品ページの説明文は共通でこうです(2026年9月確認)。
殺菌成分イソプロピルメチルフェノールと、抗炎症成分グリチルリチン酸ジカリウム配合で、ニキビのもとになるアクネ菌を毛穴の奥まで殺菌し、炎症を抑えてニキビを防ぎます。
化粧水2種も殺菌成分イソプロピルメチルフェノールを配合し、「炎症を抑えてニキビを防ぎます」と説明されていますが、抗炎症成分はクリア化粧水がグリチルリチン酸ジカリウム、パウダー化粧水がイプシロン-アミノカプロン酸で、同じではありません。2026年9月時点の5製品の製品ページの説明は、いずれも「ニキビを防ぎます」「ニキビ予防」までです。
洗顔3種は有効成分が同じで、主な違いは泡・クリーム・粒入りという形状です。化粧水はクリア(ふきとり・角質ケア)とパウダー(皮脂吸着)で設計が違い、どちらにするかはこの説明の違いを目安に選ぶことになります。詳しくはアクネスの洗顔・化粧水の記事にまとめました。
医薬品と医薬部外品を一緒に使うときの原則

ロート製薬の公式Q&A「「メラノCC」は「アクネスニキビ治療薬」と併用してもいいですか?」(qa.rohto.com、2026年4月21日更新)は、化粧品と治療薬の併用について次のように答えています。
併用できますが、ニキビ治療薬を塗布している部分を避けて使用してください。使用順序としては化粧品によるスキンケアを済ませた後、医薬品を使うことをお勧めします。
整理すると3点です。
1. 洗顔・化粧水はニキビ予防に使う(製品ページの説明は「防ぐ」まで) 2. 治療薬は添付文書の範囲に使う(アクネス治療薬は「患部およびその周辺」、アクネス25クリームEXaは「吹き出物・ニキビのある部分のみ」) 3. 治療薬を2つ以上同じ場所に使うかどうかは自己判断しない(アクネス治療薬とアクネス25を同じニキビに塗る前に、薬剤師・登録販売者に相談する)
使う順番については、アクネスの公式ブランドページ(jp.rohto.com/acnes/)が洗顔を「STEP 1」、化粧水を「STEP 2」として掲載しています。治療薬との順番は、上のメラノCCとの併用についてのQ&Aが「化粧品によるスキンケアを済ませた後、医薬品を」としています。化粧水との順番は添付文書に記載がありません(アクネス25クリームEXaの添付文書には「石けんなどで洗顔後」とあります)。
日焼け止めはどうなった?生産終了の事実

アクネスの日焼け止めについて、公式の記録で確認できる事実だけを並べます。ロート製薬の製造終了品一覧は年ごとのページで、2024年以前の分は現在公式サイトから削除されているため、インターネットアーカイブの保存版で確認しました。2016年・2020年・2024年の一覧に、アクネスの製品は次のとおり載っていました。
| 製品 | 製造終了 | 出典 |
|---|---|---|
| メンソレータム アクネス 薬用スムースベースUVミルク | 2024年1月 | ロート製薬 2024年の製造終了品一覧(保存版・2025年1月3日保存。現在は公式サイトから削除) |
| メンソレータム アクネス 薬用アクネジェル | 2020年1月 | 同 2020年の一覧(保存版・2021年7月29日保存) |
| メンソレータム アクネス 薬用モイスチャー化粧水 | 2020年1月 | 同上 |
| メンソレータム アクネス 薬用メイクも落とせる洗顔 | 2020年1月 | 同上 |
| メンソレータム アクネス25 メディカルローションb | 2020年2月 | 同上 |
| アクネス UVクリアミルク | 2016年1月 | 同 2016年の一覧(保存版・2016年11月3日保存) |
2024年の製造終了品一覧(保存版)の項目は、製品名・容量・JANコード・製造終了日だけで、終了の理由や後継品の欄はありませんでした。 2026年9月時点の現行の一覧(2025年・2026年分)には「後継品/お勧めの代替品」の欄がありますが、アクネスの日焼け止めは載っていません。今回確認した公式の資料には、「なぜ」に答える記述も後継品の案内も見当たりませんでした。
2026年9月時点の現行ラインに日焼け止めはないので、ニキビ肌向けの日焼け止めを探すなら、医薬部外品でニキビを防ぐ効能を持つもの、ノンコメドジェニックテスト済みのもの(すべての人にニキビができないという意味ではありません)を目安に、他ブランドから選ぶことになります。
状況別:どの製品から見ればいいか

| いまの状況 | 見る製品 | 区分 |
|---|---|---|
| 10代で、おでこや鼻に赤いニキビがある | アクネス ニキビ治療薬 | 医薬品 |
| 20代以降で、顎や口まわりに繰り返す | アクネス25 メディカルクリームEXa | 医薬品 |
| 背中・胸元にできる | アクネス25 メディカルミストb | 医薬品 |
| できにくい肌を保ちたい(今あるニキビの治療ではない) | 洗顔+化粧水 | 医薬部外品 |
| 膿を持っている・しこりになっている・広範囲・5〜6日(ミストは2週間位)使っても良くならない | 自己判断で使い続けない | 医師・薬剤師・登録販売者に相談(皮膚科の受診も) |
同じ成分系統の製品は他社にもあります。アクネス25と同じイブプロフェンピコノール系にはペアアクネクリームW・イハダ アクネキュアクリーム、アクネス治療薬と同じイオウ系にはクレアラシル ニキビ治療薬クリームがあり、ニキビ市販薬の系統別の選び方で横並びにしています。
よくある質問

Q1. アクネスはニキビに効きますか?
医薬品の3製品(ニキビ治療薬・アクネス25クリームEXa・アクネス25ミストb)は効能に「ニキビ」があり、「治す」製品です。洗顔・化粧水の5製品は医薬部外品で「防ぐ」までです。
Q2. アクネスとアクネス25はどっちを使えばいいですか?
公式ブランドページは、アクネスを「思春期ニキビに」、アクネス25を「大人ニキビ治療薬」としています。アクネス25のページは、思春期ニキビの原因を過剰な皮脂による毛穴づまり、大人ニキビの原因を乾燥によるターンオーバーの乱れや生理前のホルモンバランスなどと説明しています。治療薬どうしは成分がまったく違うので、年齢やニキビの出方を目安にし、迷ったら薬剤師・登録販売者に相談してください。
Q3. 治療薬と洗顔・化粧水は一緒に使えますか?
公式Q&Aは、化粧品(メラノCC)とアクネス ニキビ治療薬について「併用できますが、ニキビ治療薬を塗布している部分を避けて使用してください」と答えています。治療薬は添付文書の範囲で患部に、洗顔・化粧水は予防に使います。治療薬を2つ以上同じ場所に使う前には、薬剤師・登録販売者に相談してください。
Q4. アクネスの日焼け止めはなぜ生産終了になったのですか?
今回確認した公式の資料に、理由の説明は見当たりませんでした。2024年の製造終了品一覧(2025年1月3日の保存版。現在は公式サイトから削除)に「製造終了日 2024年1月」と記載されていただけで、後継品の案内もありませんでした。
Q5. 「アクネスラボ」はロート製薬の製品ですか?
違います。「アクネスラボ」の販売元は株式会社ネイチャーラボで、ロート製薬の製品ではありません。名前が似ているため検索で混在しますが、この記事はロート製薬のアクネスだけを扱っています。アクネスラボの運営会社、全製品の効能、パッチの区分はアクネスラボの記事で整理しています。
Q6. 何歳から使えますか?
医薬品3製品の添付文書には「小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに」使用させるよう書かれており、アクネス ニキビ治療薬はさらに「乳幼児にはご使用にならないでください」としています(2026年9月時点の添付文書)。子どもに使わせるときは、洗顔・化粧水も含めて薬剤師・登録販売者に相談してください。
まとめ:効くのは医薬品3品、防ぐのが部外品5品

アクネスは「治す薬」と「防ぐスキンケア」が同じブランド名で並んでいるシリーズです。効能に「ニキビ」を持つのは第2類医薬品の3製品で、洗顔・化粧水は「防ぐ」まで。アクネスとアクネス25は対象も成分も別で、公式ページは思春期ニキビの主な原因を過剰な皮脂、大人ニキビの主な原因を肌の乾燥・ストレスなどとして分けています。
使うときの目安は、治療薬は添付文書の範囲で患部に、洗顔・化粧水は予防に、スキンケアを済ませてから治療薬を使うことです。治療薬を2つ以上同じ場所に使うかどうかは、薬剤師・登録販売者に相談してください。
免責事項
本記事はロート製薬株式会社の公式製品情報、各製品の添付文書、公式Q&A、製造終了品一覧・ニュースリリース(インターネットアーカイブの保存版を含む)、日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」等の公開情報にもとづく一般的な情報提供であり、診断・治療の助言や特定の製品の使用を推奨するものではありません。
医薬品の使用にあたっては添付文書をよく読み、薬剤師・登録販売者に相談してください。記載内容は2026年9月時点のものであり、製品の改廃・添付文書の改訂等により変更される場合があります。本記事は医師の監修を受けたものではありません。

