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ニキビのオンライン診療には、保険が使えるものと、全額自己負担の自由診療の2種類があります。費用を抑えたいなら、まず保険のオンライン診療を検討してください。
この記事では、2026年10月8日に各サービスの公式サイトで確認した情報をもとに、費用の目安、もらえる薬、選び方の基準を整理します。サービスに順位は付けていません。
- 公開日: 2026年10月8日
- 最終更新日: 2026年10月8日
結論:ニキビのオンライン診療は「保険」か「自由診療」かで選び方が変わる

ニキビのオンライン診療は、スマホのビデオ通話などで医師の診察を受け、処方された薬を薬局で受け取るか、自宅に配送してもらう仕組みです。最初に決めるのは、保険で受けるか、自由診療で受けるかです。
- 保険のオンライン診療:自己負担は原則3割で、システム利用料などが加わります。皮膚科で使う標準的な薬(アダパレン、過酸化ベンゾイル、抗菌薬など)が中心です
- 自由診療のオンライン診療:診察料や薬代は全額自己負担です。サービスによっては、ニキビへの使用が国内で承認されていない薬もメニューにあります
- 共通:初診では処方できる日数に制限がかかることがあり、しこりや強い痛みなど、対面で診るべき状態もあります
市販薬を添付文書の日数まで使ってもよくならないときは、受診を考える目安になります。市販薬の見切りの日数は大人ニキビの市販薬で解説しています。
保険のオンライン診療と自由診療の違い

保険と自由診療では、支払い方だけでなく、もらえる薬や契約の形も違います。今回確認したサービスの公式情報をもとに整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 保険のオンライン診療 | 自由診療のオンライン診療 |
|---|---|---|
| 支払い | 診察料と薬代は保険の自己負担(原則3割)。システム利用料や配送料が別にかかることが多い | 診察料・薬代とも全額自己負担。診察料を無料にしているサービスもある |
| 主な薬 | アダパレン、過酸化ベンゾイル、クリンダマイシンなどの外用薬、抗菌薬の内服、漢方薬など | 標準的な薬に加え、サービスにより国内未承認の薬や、美容目的の内服薬 |
| 薬の受け取り | 院外処方(指定した薬局で受け取るか、薬局から配送) | 今回確認した2サービスはいずれも自宅に配送 |
| 契約 | 受診ごとの支払い | 定期配送プラン(複数か月分の前払いなど)があるサービスもある |
※2026年10月8日時点で確認した各サービスの公式情報にもとづく整理です。サービスにより異なります。
保険で受けられるニキビ治療の薬と、3割負担の薬剤費の目安は、皮膚科でもらうニキビ薬でまとめています。
費用の目安:初診でいくらかかる?

保険のオンライン診療の初診は、下の表の例では、診察の自己負担とシステム利用料を合わせて1,500円〜2,500円程度です。ユビーは、診察の自己負担が約1,000〜3,000円(3割負担)で、これにシステム利用料1,100円〜が加わると案内しています。薬代と配送料は別にかかります。
| サービス | 公式に示している初診の費用の例(保険のサービスは薬代が別) |
|---|---|
| ファストドクター(保険) | 平日10〜18時の初診で合計1,536円〜(3割負担・システム利用料330円を含む)。時間帯により変わる |
| 患者目線のクリニック(保険) | 2,000円前後(保険の診察料1,000円前後+システム利用料1,000円) |
| クリニックフォア(保険のオンライン診療) | 3割負担で1,830円〜2,350円の目安(システム利用料1,000円を含む・2025年6月時点の目安) |
| クリニックフォア ニキビ治療(自由診療) | 診察料1,650円+配送料550円+薬代(外用薬3点セットなら合計5,104円) |
| 東京美肌堂(自由診療) | 初診料・再診料・処方箋料は無料。薬代は月4,000円〜15,000円程度+送料550円(定期プラン前提。夏季はクール便手数料550円が加わる場合あり) |
※2026年10月8日に各公式サイトで確認。税込の表示がある金額はそのまま記載しています。
保険のオンライン診療では、夜間・早朝や休日に加算がかかることがあります。ユビーと患者目線のクリニックは、3割負担で150円の加算と案内しています。ユビーはこれに加えて、システム利用料が夜間・早朝に220円、日曜・祝日に660円上乗せされます(公式の料金表の内科の区分。皮膚科ページのシステム利用料も1,100円〜の表示)。
オンライン診療でもらえるニキビ薬と、もらいにくい薬

保険のオンライン診療でも、皮膚科で使う標準的なニキビの薬が処方されます。たとえばファストドクターはアダパレン・過酸化ベンゾイル・クリンダマイシン・ミノサイクリンなどを、ミナカラは過酸化ベンゾイル・アダパレン・抗菌薬・イオウなどを例として挙げています。
それぞれの薬の効き目や副作用は、当サイトのディフェリンゲル、ベピオゲル、ダラシンTゲルの記事で、添付文書の原文をもとに解説しています。
初診のオンライン診療には処方の制限がある
厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」は、初診では「基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する8日分以上の処方」は行わないとしています。初診で長い期間の薬をまとめてもらえるとは限りません。
サービスの案内でも、ユビーは「初診は原則として最大7日分まで」、患者目線のクリニックは「持病が把握できない初診は7日分を上限」としています。SOKUYAKUも「初診では処方できないお薬があります」と案内しています。
イソトレチノインは国内でニキビに承認されていない
自由診療のサービスには、イソトレチノイン(飲み薬)を扱うところがあります。ニキビへの使用は国内で承認されていません(国内の承認品は神経芽腫用のイソトレックスだけです)。
当サイトはイソトレチノインのリスクの解説にとどめており、この薬の処方を目的とした受診はおすすめしていません。イソトレチノインを主に扱うサービスも、この記事の一覧には載せていません。リスクはイソトレチノインとはで解説しています。
ニキビのオンライン診療サービスの選び方:5つの基準

サービスを選ぶときは、次の5つを公式サイトで確かめてください。
- 保険か自由診療か:費用を抑えたいなら保険。自由診療は全額自己負担です
- 診察の方法:ビデオ通話か、電話か。患部の写真を事前に送るサービスもあります
- 受付時間:早朝・夜間・土日に診てもらえるか。保険のオンライン診療では、夜間や休日に加算がかかることがあります
- 薬の受け取り方:近くの薬局で受け取るか、配送か。配送料は数百円〜1,000円台とサービスで差があり、薬局での受け取りなら無料の方法があるサービスもあります
- 契約の条件:受診ごとの支払いか、定期配送プランか。定期プランなら解約の期限と方法を確かめます
未成年の場合は、年齢の条件と保護者の同席・同意の要否も確認が必要です(後述のよくある質問を参照)。
ニキビに対応するオンライン診療サービス一覧(順位なし)

2026年10月8日に、各サービスの公式サイトでニキビに対応していることを確認したサービスです。並び順に意味はなく、順位ではありません。
保険で受けられるサービス
| サービス | 診察と受付時間 | 費用の目安(薬代は別) | 薬の受け取り |
|---|---|---|---|
| ファストドクター | ビデオ通話+患部の画像を事前に送信。皮膚科は毎日6:00〜25:00 | 初診合計1,536円〜(3割・時間帯で変動) | 薬局で受け取りか、配送(税込1,034円〜) |
| ユビー オンライン診療 | ビデオ通話。朝8時〜深夜0時、土日祝も(公式FAQ) | 保険の診療費+システム利用料1,100円〜 | 薬局で受け取りか、自宅に配送 |
| ミナカラ オンライン診療 | ビデオ通話(カメラオン)。365日7:00〜24:00 | 保険の診察料・薬代(システム利用料なし。提携クリニックごとのサービス料がかかる場合あり) | 配送(税込250円)か、薬局で受け取り(事務手数料770円) |
| 患者目線のクリニック | アプリのビデオ通話。6:00〜24:00、祝日も | 2,000円前後(システム利用料1,000円を含む) | 配送(+340円)か、薬局で受け取り |
| SOKUYAKU | ビデオ通話(患部の画像も登録可)。時間は医療機関ごと | 料金例:診察代1,200円+システム利用料550円(料金例の薬代は800円) | 薬局から配送、来店受け取りなど |
| クリニックフォア(保険のオンライン診療) | ビデオまたは電話(クリニックフォアのよくある質問による) | 初診1,830円〜2,350円の目安(3割・システム利用料込み・2025年6月時点の目安) | 院外処方(薬代は薬局で支払う) |
自由診療のサービス
| サービス | 特徴 | 費用の目安 | 当サイトの解説 |
|---|---|---|---|
| クリニックフォア ニキビ治療 | ビデオまたは電話で診察。外用薬のセットや抗菌薬・漢方など。ニキビへの使用が国内未承認のイソトレチノインもメニューにある(公式の注意事項に記載)。医療法人社団エムズが運営 | 初回は薬代+2,200円(外用薬3点セットで5,104円) | クリニックフォアのニキビ治療 |
| 東京美肌堂 | 予約後はLINEで問診、ビデオで診察。8:00〜23:00、土日祝も。美容目的での処方には、国内の承認を受けていない薬(未承認医薬品や、承認と異なる目的での処方)を含む(公式の注記)。株式会社LATRICOが運営し、提携医療機関の医師が診察 | 診察料無料。薬代は月4,000円〜15,000円程度+送料550円(定期プラン前提) | 東京美肌堂の口コミ・料金・解約 |
※2026年10月8日時点の公式サイトの情報です。自由診療は全額自己負担です。両サービスは、国内未承認の薬や承認と異なる目的で処方する薬について、重篤な副作用が出た場合は国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる、と注記しています。主な副作用やリスクは、当サイトの各記事と公式サイトで確認してください。料金や受付時間は変わることがあるため、予約の前に公式サイトで確認してください。
オンライン診療より対面の皮膚科が向くニキビ

厚生労働省の指針は、「オンライン診療の実施が望ましくないと判断される場合については対面による診療を行うべきである」としています。次のような状態は、近くの皮膚科で直接診てもらうほうが確実です(編集部の目安)。
- 硬いしこりや、膿をもった大きなふくらみがある
- 痛みが強い、熱をもっている
- 顔全体や背中など、範囲が広い
- ニキビ以外の病気(毛包炎など)と見分けが必要そうなもの
- 成人女性で、月経不順や多毛もある
最後の項目について、日本皮膚科学会は一般向けQ&A(Q16)で「婦人科や内分泌内科の診察をお勧めすることがあります」としています。
受診の流れと準備

オンライン診療の流れは、多くのサービスで「予約→問診→ビデオ通話で診察→処方→受け取り」です。受診の前に、次のものを用意しておくと診察がスムーズです。
- 保険証・マイナ保険証:保険で受けるときに必要です。ユビーは、保険証の提示がない場合などは全額自己負担になると案内しています
- お薬手帳:初診では今飲んでいる薬の確認が求められます
- 使ってきた市販薬の名前と期間:何を何日使って、どう変わったかを伝えます
- 明るい場所とスマホ:患部の画像を送るサービスもあります
ニキビのオンライン診療に関するよくある質問

Q1. チャットだけで受診できますか?
今回確認したサービスは、ビデオ通話か電話で診察します(クリニックフォアはビデオまたは電話、ほかはビデオ通話)。ミナカラは「メールやチャットなどのみによって診療を実施することはできません」と案内しています。
Q2. 中学生・高校生でも受診できますか?
サービスによって条件が違います。ユビーは16歳以上が対象で18歳未満は保護者の同席が必須、ミナカラと東京美肌堂は未成年は保護者などの同意が条件です。ファストドクターは保護者による代理受診(本人がいない受診)を原則受け付けていません。予約の前に、各サービスの条件を確認してください。
Q3. 薬だけもらうことはできますか?
できません。処方には医師の診察が必要です。初診では処方できる日数に制限がかかることもあります。
Q4. 口コミや体験談はどこで見られますか?
当サイトでは、治療の効果についての体験談は載せていません。医療機関の広告で治療の内容や効果の体験談を載せることは、医療法施行規則と医療広告ガイドラインで禁止されているためです。判断の材料には、費用・受付時間・処方される薬などの事実を使ってください。
Q5. 住んでいる地域によって受診できないことはありますか?
オンライン診療は全国から受診できるサービスが多いですが、ファストドクターとユビーは「医療機関がない離島在住の方はご利用になれません」としています。
Q6. 夜間や土日でも受診できますか?
今回確認したサービスの多くは、夜間や土日祝も受け付けています。ただし保険のオンライン診療では、夜間・早朝や休日に加算がかかることがあります。
まとめ:まず保険で受けられるか、次に受付時間と受け取り方で選ぶ

ニキビのオンライン診療は、保険で受けるか自由診療で受けるかで、費用ももらえる薬も変わります。薬剤費を抑えたいなら、まず保険のオンライン診療か、近くの皮膚科を検討してください。
保険で受けられるサービスの中では、受付時間、薬の受け取り方、年齢の条件で選ぶのが現実的です。しこりや強い痛みがあるときは、オンラインにこだわらず対面の皮膚科を受診しましょう。
免責事項
本記事は2026年10月8日時点の各サービスの公式サイト・厚生労働省の公開情報にもとづく一般的な情報提供であり、特定の医療機関やサービスの利用を推奨したり、治療の効果をお約束したりするものではありません。治療の内容や薬は、医師の診察によって決まります。
料金や受付時間は変更される場合があるため、最新の情報は各公式サイトで確認してください。本記事は医師の監修を受けたものではありません。症状が続く場合や悪化した場合は、皮膚科専門医にご相談ください。

